自然に恵まれ、芸術が根付く日本有数の温泉地・箱根。
自分を見つめ、身も心もほぐれる
今注目の「ウェルネスツーリズム」とは。
はじめまして、ベルトラ株式会社のまゆみです。
長い梅雨が明けてホッとしたのも束の間、本格的な酷暑がやってきました。暑さによる身体やメンタルの疲れから「旅行で癒やされたい!」と感じる読者様も多いのではないでしょうか。
今回は、箱根旅行を通じた癒し体験「ウェルネスツーリズム」についての情報をお届けします。
みなさんは「ウェルネスツーリズム(※)」という言葉をご存知でしょうか?
これは「自分の心と体の健康に気づく旅」のこと。その土地ならではの温泉やサウナ、瞑想、健康的な食事などを通じて「休養」をしっかりとり、明日への活力を生み出すことを目的としています。
「せっかくの旅行なのに、アクティブに観光をしないなんて」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、ここで言う「休む」というのはとても前向きなもの。その土地にしかない体験をじっくり楽しみ、自分を見つめ、精神的幸福を高める。ストレスの多い現代だからこそ、今注目を集めています。
※… 参考文献:荒川 雅志著『ウェルネスツーリズム~サードプレイスへの旅』
アクセスの良さが魅力の箱根は、東京・新宿駅からロマンスカーに揺られて約1時間半。景色をぼんやり眺めるうちに忙しない都会の喧騒は遠のき、海老名あたりを過ぎる頃には緑が見え始め、気分も徐々に昂っていきます。
箱根と言えば、アジサイやススキなどの美しい自然はもちろん、芦ノ湖や遊覧船など見所が満載。美術館なども豊富であちこち足を運びたくなりますが、あえて行く場所を絞ってみるのも一つのポイントです。例えば、箱根ならではの「温泉」だけに絞ってじっくり楽しむのもオススメ。特に箱根では「森の中でのサウナ」が楽しめる場所もあるので、最高のリフレッシュになるかもしれません。
古民家風の里山温泉をイメージした「箱根湯寮」にあるサウナは、木々に囲まれた場所にあります。
サウナは通常「サウナ」「水風呂」「外気浴(外の空気に触れること)」を1セットで行いますが、私がここで特に感動したのは、露天の水風呂。さすが国内屈指の温泉地、天然の沢の水を使っているので肌触りがなめらかで心地いい。直後の外気浴によって引き出される "ディープリラックス(ととのう)” 状態は、身体の芯深くからこみ上げる「幸せな気分」をきっと体感していただけるはず。
鳥や虫の声しか聴こえない、澄んだ森の中で「想像以上に癒やされている自分」にきっと驚くかもしれませんよ。
私は元々アクティブな旅行好きで、過去海外25カ国以上を訪れました。のんびりするよりも、どちらかと言うと好奇心をくすぐる僻地へ行ってみたいタイプ。一番印象的だったアイスランドでは、そのスケールの壮大さに「地球ってすごい!」と驚いた体験が、未だに忘れられません。
その後、結婚、出産、子育てとライフステージが変わる中で、自分の旅に対する考え方も随分変化しました。「きっちり旅のスケジュールを立ててあちこち巡るタイプ」から「多くの場所へは行かない、のんびりノープラン派」に。
ただ、旅のスタイルが変わっても、国内・海外旅行に共通して感じるのは「旅は人を豊かにするもの」だという実感です。
十数時間掛けて向かう海外旅行も、一時間ちょっとで行ける国内旅行も、どちらも「ワクワクしている自分」に違いはありません。箱根は、就職・結婚・出産後と、大きなライフステージの変化があっても毎回行くほど大好きですが、その都度ワクワクしている自分がいます。
「ウェルネスツーリズム」も、自分の心の動きにフォーカスを当て、より活き活きしていくための旅。そんなワクワク感はより多くの方に知って頂きたい。体験後「明日からも頑張ろう!」と思ってくださる方が少しでも増えてくれたら、本当に嬉しく思います。(VELTRAまゆみ)
■ 箱根湯寮 大浴場「本殿 湯楽庵 大湯」日帰り:詳細はこちら
■ 箱根温泉ツアー:詳細はこちら
■ 箱根・初日の出鑑賞ツアー:
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◆#8. Yakushima: 屋久島「だから」したいこと。
◆#7. Shiretoko: いつか子どもに見せたい 知床
◆#6. Okinawa: 落ち着いたら!おいでよ、沖縄。
◆#5. Spain: 旅とオリーブにまつわる話。
◆#4. Taiwan: 母と娘と、台湾と。
◆#3. Australia/Perth: ユーカリの風が吹く街
◆#2. Hawaii: ハワイの人は、なぜか、やさしい。
◆#1. Finland: 身も心も「ととのう」サウナと幸せの国