[特集] もし、今海外に行けるとしたら。
#1.Finland

今はまだ海外を旅することは叶いませんが、
こんな時だからこそ、旅好きベルトラ社員に聞きました。

「海外で、今何したい?」
veltra

読者の皆さま、はじめまして。
ベルトラ、海外事業部マネージャーのユキと申します。

仕事をしていく中でフィンランドやサウナにどっぷりハマりました。サウナが好きすぎてここ1年で3回フィンランドへ行ったり、プライベートでも「フィンランド政府観光局サウナアンバサダー」としても認定していただきました。

自粛が明けたら…真っ先にやりたいのは「フィンランドのサウナに入ること」ですね。
身も心も「ととのう」
サウナと幸せの国、フィンランド
フィンランドと言えば「サウナ」のイメージはもちろん、おそらく思い浮かぶのは「幸福度ランキング1位の国」ということでしょうか。その理由はフィンランド人の休日の過ごし方だったり、物事の捉え方だったりいくつかあると思うんですよね。

私が実際にフィンランド人と一緒にいて感じたのは「幸せの見つけ方が、とても上手」だということ。最近の流行っている言葉で言うと「心を ”ととのえる” のが上手」ということでしょうか。例えば、彼ら彼女らは夕方早くに仕事を終えて家族と一緒に過ごしたり、週末になると森や自然の中でマッカラというソーセージやシナモンロールを大切な人と一緒に食べたり。

たったそれだけの、本当にシンプルなことなんですけど。でもそれが贅沢で、とても大切にしている価値観のように感じました。ガイドブックに載っているようなスポット巡りとはまた違った、小さな小さな体験によって気持ちが安らぐ、そんな素敵な国ですね。
フィンランド人はシャイ?
心の壁を取っ払う、魔法のサウナ
あと、やはり忘れてならないのがサウナですね!
自粛前は週1でサウナに通ってました(笑)。

フィンランド人って少しシャイなところがあるので、日頃話しかけられるのが苦手な方もいらっしゃるんですが、サウナに入るといきなり壁が取っ払われる感じがあるんですね。

例えば、現地協力会社の方々と何度かサウナへご一緒したとき、最初お互いものすごく緊張してたはずなんですが、途中でリラックスしすぎてしまい(笑)。裸だとか緊張してるとかもう全然気にならないんですよね。そんな中、ついぽろっと出た言葉でお互い距離が縮まる、壁が取っ払われるような。

普段そういう話をするのってなかなか難しいじゃないですか。説明が難しいですが、会ったばかりだと気を遣いあってどことなく表面的というか、なかなかそういう雰囲気にもならないですし。そのときも「自分の人生で迷うターニングポイントがいくつもあった中で、なぜこの仕事を選んだか?」みたいな深い話題になりました。

やっぱり一緒にサウナに入った人とは親近感のレベルが違いますね、なぜフィンランドに「サウナ外交」があるのか凄く理解できます。
日本ではどちらかと言うと、静かに、とか、人の迷惑にならないようにって注意書きがいっぱい書いてありますよね。フィンランドのサウナって一切何も書いてないんですよ。相手を尊重し思いやる気持ちがあればオッケーという考え方なので皆思い思いで過ごしてよいというか。瞑想のようなことをしてる人もいれば、おしゃべりしてる人もいたりとか。

そういう空気感はやっぱり心地いいですね。

サウナの中ではロウリュといって熱した石に水をかけて蒸気を作って温めるんですが、水をかけた瞬間、蒸気が出るジュワ~って音が響き渡ってですね。体に感じるその空気が凄く柔らかくなるんです。蒸気が柔らかいんです。なのでサウナって凄く熱いヒリヒリするイメージがある方も多いと思うんですけれども、フィンランド式サウナは空気が柔らかいんです。

電気式、薪ストーブ式など種類のあるサウナの中でも、スモークサウナが凄く人気で。スモークサウナってスキルと時間が必要とされるのでなかなか家にはなくって、公共のスモークサウナにフィンランド人や地元の人も皆入りにくるんですけれども。それの何がいいって肌に触れる空気が違うんです。優しいんです。スモークの香りと蒸気に身も心も優しく包まれる感じ…でも、体験してもらわないとなかなか伝わらないんですが(笑)。建築や歴史とか形あるものだと伝えやすいんですけど。とにかく一度体験していただきたいですね。国内旅行もできるようになったら、日本のサウナにもたくさん行きたいです。
氷湖に飛び込む!?
サウナの究極の楽しみ方「アバント」
サウナって、「すごく気分が良い」「身も心もととのう最強の方法」と日本でも言われているんですが、実は科学的にも証明されてるそうです。

「サウナ、水風呂、外気浴。」と言いますが、サウナのあとに水風呂へ浸かり、休憩することで交感神経優位から副交感神経優位に強制的にスイッチが入り、全身がリラックスし自律神経がととのうそうなんですね。サウナに入るだけで運動した後と同じような体の状態、ランナーズハイのように血液の流れが良くなって…自律神経がととのう感じ、その究極の爽快感をサウナ好きの人達は、こう、「ととのう」とか「ジワジワくる」とか表現しているんですけれども。私もフィンランドでこれを体験し、凄くハマってしまい(笑)。

日本だと「サウナ・水風呂・外気浴」ですが、フィンランドだったら「サウナ・湖・森」なんですよね!

寒い時期になると凍った湖に穴を開け、サウナで十分温まった後にその中に入る「アバント」と呼ばれているものがあります。入る瞬間すごく痛いんですが、出た瞬間ブワっと、じわじわっと極上の爽快感がくるんです!!!私も3回ほどチャレンジしてみましたが、それをやっているとフィンランド人のおじさん達から拍手してもらえたりします。「よくやった!」みたいな(笑)。あの時は仲間として迎えられた感がありましたね。
今、やりたいのは
「サウナの聖地で、サウナ御朱印あつめ」
もし、海外に行けるならやってみたいことは「サウナ御朱印あつめ」です。これは日本のフィンランド政府観光局(以下、Visit Finland Japan)がはじめたもので、フィンランド国内に100くらいあるVisit Finland Japan認定サウナに行くと御朱印帳(※非売品)にシールやスタンプを押してもらえるんですね。

この御朱印帳持っているのは日本人だけなんですが、最近はヘルシンキのパブリックサウナで「この御朱印帳にスタンプ押してください」といった日本人が比較的増えてきているようで。地元の人もちょっとずつ慣れてきたらしく、これを見せると受け付けのおっちゃんが「来たな、サウナ好き」みたいな感じでニヤッとしてくれます(笑)。

あと個人的にも大好きでまたすぐにでも行きたいのは、ラップランドでもなく南でもなく、ちょうどフィンランドの地図でいう真ん中あたりにある「ルカ」や「クーサモ」ですね。日本からの旅行者はまだまだ少ないエリアなんですが、本当に凄くいいサウナがたくさんあってフィンランド人には凄く人気なので「サウナの聖地」と言われているんですよ。この御朱印帳のスタンプを押してくれるサウナもたくさんあります。

面白かったのが、今そのルカ・クーサモへ行くのって、この御朱印帳を持ってサウナに入りたいがために行く日本人が多いんですよ。なので、サウナ好きの割合が異様に高くて。現地の人から見たら「日本人=凄い熱狂的なサウナ好き民族!」って誤解されてるんじゃないかなって思う場面がよくありました(笑)。

本当に素敵な場所なので、渡航ができるようになれば足を運びたいですね。(VELTRA ユキ)


※この記事は2020年5月14日時に取材を行った内容を掲載しております。

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素敵な動画たちのご紹介
フィンランドは文章では伝えきれないほど、本当に様々な魅力がある素晴らしい場所です。静止画や文章だけでは空気や温度感はなかなか伝わりづらいですが、Visit Finland Japanでも「幸せな瞬間の見つけ方」を集めたオンライン動画が配信されます。少しでもフィンランドの空気感を、映像や音声で楽しんでいただければ幸いです。

■ Visit Finland 「RENT A FINN」:
フィンランドの幸せを、オンライン動画で体験。
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・初回配信(※日本語通訳付き):2020/5/20(水)20:00~
Instagram内にてLive配信
詳細はこちら (※外部サイトへジャンプします)

・2回目以降配信(※日本語字幕):
2020/5/22(金)、5/29(金)、6/5(金)、6/12(金)、6/17(水)
詳細はこちら (※外部サイトへジャンプします)

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■ 編集部 あとがき:
「自粛が終わったら、とにかく旅に出たい。」
そんな旅好きのお客様が本当にたくさんいらっしゃる中、今回の記事を特集することになりました。 今はまだ我慢の時期でも、少しでも旅好きの皆さまに旅の楽しさを届けられたら幸いです。(VELTRAマガジン編集部)

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